整形外科は人間の身体の中で、運動器官を構成するすべての組織、つまり骨・軟骨・筋肉・靭帯・神経などの疾病・外傷を対象としています。部位としては、脊椎・脊髄、骨盤、上肢(肩・肘・手・手指)、下肢(股・膝・足・足趾)など広範囲に及びます。
結果としてのそれらの部位の疼痛に対し、明らかな原因としての疾患(外傷)があればその治療を行い、そして精査をしても原因がいわゆる加齢に伴う変形性変化しか見いだせない場合でも、日常の生活スタイルを見直していただくだけでも諸症状の改善につながる場合があります。
肩凝り、腰痛を抱えた方では、オフィスでの姿勢や台所での作業も断続的となると注意すべき点は多々あります。頑固な四十肩・五十肩であれば内服薬、外用薬、注射だけではなかなか改善せず、理学療法士の指導の下での適切な運動療法も必要となって参ります。加齢に起因する変形性膝関節症でも、内服薬、外用薬、ヒアルロン酸注射で改善がみられるケースではよいのですが、さらに足底板などの特殊な装具を採型作製、装用していただくことで疼痛が改善する場合もあります。患者様おひとりおひとりに最適な治療法をご提案させていただきますので、お気軽にご相談下さい。
このような症状の方は、ご相談下さい。
- ■首、腰、肩や腕、肘、手、股(足の付け根)や膝、足を動かすと痛い
- ■手足などが痺れる、手指/手関節、足趾/足関節にうまく力が入らない
- ■四肢(体幹)の打撲、骨折、捻挫、外傷(擦り傷、切り傷など)
(関節脱臼や大出血を伴う創傷など、緊急度の高い処置を要するものにつきましては、 外来の状況により対応をできかねる場合がございます。また、頭部や顔面、顎部の外傷、諸症状についても対応が困難な場合がございます。予めご了承下さい。)
- ■腱鞘炎(手指、手関節部)
- ■骨折を含む当クリニックで対応可能なレベルの外傷、創傷
- ■四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)、肩腱板断裂、石灰性腱炎
- ■上肢下肢末梢神経障害、肘部管症候群、手根管症候群、腓骨神経麻痺
- ■肘内障、変形性肘関節症、ヘバーデン結節、母指CM関節症、デュピュイトラン拘縮
- ■変形性股関節症、特発性大腿骨頭壊死症、臼蓋形成不全
- ■変形性膝関節症、ベーカー嚢腫
- ■外反母趾、扁平足、足底筋膜炎
- ■四肢(体幹)の骨(軟部)腫瘍、ガングリオン など